インターネットで、YouTube、Twitter、ニコニコなどの動画共有サイトから動画をダウンロードする方法はよく見られます。しかし、HTMLで埋め込まれた動画をダウンロードする方法についての記事は少ないと思います。本記事では、ウェブサイトに埋め込まれた動画のダウンロード方法について5つ厳選して紹介します。

1・HTMLで埋め込まれた動画をダウンロードする

YouTubeからアップロードされた動画をウェブサイトに埋め込むには、「iframe」というタグを利用します。「iframe」タグは、動画共有サイトでアップロードされた動画を埋め込む場合でよく使用されています。これ以外に、videoタグを使用することで、動画ファイルをアップロードして、サイトやブログに動画を埋め込むという方法もあります。
では、HTMLのvideoタグを使う埋め込まれた動画のダウンロード方法について、解説します。

2・埋め込み動画をサイトから直接ダウンロードする

videoタグを使うだけで、動画の幅・高さの指定、自動再生などの設定が可能になります。一部のサイトでは、動画のダウンロードを設定するため、サイトから直接的に動画をダウンロードすることができます。
1)  埋め込み動画を右クリックする
2)  「名前をつけて動画を保存...」をタップする
3)  埋め込まれた動画をパソコンに保存する

名前をつけて動画を保存

3・拡張機能で埋め込み動画をダウンロードする

サイトから埋め込み動画を直接的にダウンロードできない場合は、ブラウザの拡張機能を利用してみてください。ChromeやFirefox両方でも利用できる「VideoDownloadHelper」をオススメします。HLSストリーム動画、Dash動画やFlash動画のダウンロードに対応しています。

1)  「VideoDownloadHelper」をインストールする

2)  ダウンロードしたい埋め込み動画を再生する

3)  動画を再生するとすぐ、「VideoDownloadHelper」のログをクリックする

4)  「ダウンロード」の↓をクリックすると、「名前をつけて保存」のウィンドウがポップアップで表示される

5)  埋め込み動画のダウンロードが完了

拡張機能で埋め込み動画をダウンロード

4・オンラインダウンロードツールを使用する埋め込み動画のダウンロード方法

拡張機能の以外に、何もインストールする必要ないオンラインダウンロードツールを利用して、埋め込まれた動画をダウンロードすることもできます。ここで、無料かつ安全で利用可能な「Online Video Converter」をオススメします。

1)  埋め込み動画を右クリックして、動画のアドレスをコピーする

2)  「Online Video Converter」公式サイトにアクセスし、動画アドレスをペーストする

3)  出力フォーマットや画質などを選択する

4)  「スタート」をクリックすると、動画のダウンロードページにジャンプする

「スタート」をクリック

5)  「ダウンロードする」で、埋め込み動画をパソコンにダウンロード・保存する

「ダウンロードする」ボタンをクリック

5・F12検証でHTMLで埋め込まれた動画をダウンロードする

直接的に埋め込まれた動画のURLを取得することができない場合は、デベロッパーツールを利用して、埋め込み動画をダウンロードしてみてください。

1)  F12キーで検証モードを起動する

2)  「Network」>「Media」をクリックする

3)  F5キーでWebページを更新し、埋め込み動画を再生する

4)  デベロッパーツールの右下に、「.mp4」拡張子のファイルが表示される

5)  「.mp4」ファイルを右クリックして、「Open in new tab」をタップする

6)  埋め込み動画は新しいページで表示される

7)  「⋮」>「ダウンロード」をクリックすると、埋め込み動画のダウンロードが開始

検証ツールで埋め込み動画をダウンロードする方法1

検証モードでは、新しいページで埋め込み動画を開く方法はもう一つあります。

1)  F12キーで検証モードを起動する

2) 「Elements」をクリックする 

3) 「CRTL+F」で検索欄を起動する

4)  検索欄に「.mp4」を入力し、「ENTER」キーで検索する

検証ツールで動画を見つける

5) 「.mp4」拡張子で終わる動画リンクをコピーする

6)  新しいページのurl欄に埋め込み動画の再生リンクをペーストする 

7) 「⋮」>「ダウンロード」をクリックし、埋め込み動画をダウンロードする

動画をダウンロードする

6・埋め込み動画がダウンロードできない場合 - 画面録画をする

以上、ウェブサイトで埋め込まれた動画をダウンロードできる方法について4つ説明しました。上記4つの方法のいずれでも、保存したい埋め込み動画をダウンロードできない場合は、画面録画して埋め込み動画をダウンロードすることを強くオススメします。

画面収録は、動画の再生URLの取得も必要なく、複雑な操作もしなく、ただ「REC」で動画を録画してパソコンに保存できます。ここで、最高で4Kの高画質でストリーミング動画を録画して保存できる軽いソフト「iTop Screen Recorder」を紹介します。

1)  「iTop Screen Recorder」を起動する

2)  ダウンロードしたい埋め込み動画の録画範囲を指定する

3)  「REC」をクリックし、埋め込み動画を再生する

これで、動画を録画するにより、埋め込まれた動画のダウンロードが始まります。ソフトで、出力形式、画質などを設定できます。この録画ソフト一本で、埋め込み動画のダウンロードだけでなく、YouTube、ニコニコ、fc2ライブ、SHOWROOMなどの動画配信サイトから、手軽に、高画質で動画をダウンロード・保存できます。

まとめ

気軽に埋め込み動画をダウンロードできる方法について、5つの方法を厳選して紹介しました。最も効率的な方法がほしい方に、画面収録を強くオススメします。埋め込み動画のダウンロードのほか、ウェビナー、ウェブ授業、ゲーム実況録画などでも活用されています。