USBメモリが書き込み禁止状態になると、仕事の邪魔をしてしまいます。本記事はUSB書き込み禁止状態を解除できる方法を説明します。
USBメモリ書き込み禁止は、USBメモリのデータを読むことのみ可能で、編集やフォーマットができない状態です。これはUSBメモリのデータを保護するために設定される保護状態です。この書き込み禁止エラーはよく、USBメモリをフォーマットする際に発生します。仕事中に、パソコンからUSBメモリに資料をコピーする際に、USBメモリの書き込み禁止エラーに悩まされる場合は多くあるでしょうか。したがって、本記事は、USBメモリの書き込み禁止について、原因と解除法を説明します。ぜひ参考にしてください。
●書き込み禁止の原因:USBメモリの書込み禁止スイッチがオンになります。
●書き込み禁止の解除:USBメモリによって、一部のUSBメモリは本体に書き込み禁止スイッチを備えています。スイッチをロックにするかをまず確認します。ロックされている場合は、USBメモリが書き込み禁止状態になります。データの変更や削除は不可です。この場合は、書き込み禁止スイッチをオフにしてみてください。
このスイッチをオフにしても、書き込み禁止のエラーが出る場合や、USBメモリに書込み禁止ロックスイッチが付けていない場合、下記の解除法が挙げられます。
●書き込み禁止の原因:USBメモリの書き込み権限がありません。
●書き込み禁止の解除:管理者だけがUSBメモリデータの変更を行う権限があるように設定されている場合にも、書き込み禁止のエラーが発生します。書き込みの権限を確認・変更してみてください。
操作手順:WindowsエクスプローラーでUSBメモリを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「セキュリティ」で「アクセス許可(P):Everyone」に「書き込み」欄で、「許可」にチェックが付いているかを確認します。「許可」がないなら、「編集」で「書き込み」にチェックを入れて下さい。
●書き込み禁止の原因:システムの設定によってUSBメモリに読み取り専用属性をつけました。
●書き込み禁止の解除:DiskpartでUSBメモリの読み取り専用属性を削除して書き込み禁止を解除することができます。
操作手順:
①「Win+R」キーを同時に押します。「diskpart」を入力します。
②「ok」で実行すると、コマンドのウィンドウが表示されます。コマンドラインを下記の順で1つずつ入力して、「Enter」キーを押します。
・list disk
・select disk X (Xは書き込み禁止状態になったUSBのドライブのディスク番号)
・attrib disk clear Readonly
・exit
この方法で、USBメモリの書き込み禁止(読み取り専用属性)を解除することができます。
●書き込み禁止の原因:Windowsレジストリが異常になります。
●書き込み禁止の解除:レジストリが異常になると、USBメモリも書き込み禁止の状態になる可能性があります。書き込み保護プログラムの値を1から0に変更すれば、書き込み禁止を解除できます。
操作手順:
①「Win+R」キーを同時に押します。「regedit」を入力します。
②「ok」で実行すると、「レジストリエディター」が表示されます。
③下記の順で「StorageDevicePolicies」にアクセスします。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies
④「WriteProtect」をダブルクリックして、「値の編集」のウィンドウを開きます。ここで、「値のデータ」を1から0に変更して「OK」をクリックします。この「値のデータ」は1になると、USBメモリが書き込み禁止の状態となります。
●書き込み禁止の原因:①USBメモリがウィルスに感染しています。②USBメモリのデータが破損しています。
●書き込み禁止の解除:こういう場合はUSBメモリのフォーマットを行うかUSBメモリの専門修理センターに持っていくのほうがおススメです。
レジストリの編集や、USBメモリのフォーマットを行うなら、必ずUSBメモリのデータのバックアップを作成する必要があります。
*USBメモリの書き込み禁止状態で、どのようにバックアップしますか。下記の手順を参考にしてください。
USBメモリを右クリックして、「ポータブルデバイスとして開く」をクリックします。次に、USBメモリはエクスプローラでもう一度開き、バックアップすることができるようになります。
USBメモリの書き込み禁止について、原因と解除法を解説しました。USBメモリが読み取り状態になれば、この記事を参照しながら解決してください。どの方法でも、USBメモリに重要なデータが保存されているなら、最初にバックアップを取らなければなりません。一番簡単な方法は、やはり、USBメモリのブランド修理センターに持っていくのです。