パソコンを利用する時、大事なファイルを削除してしまうことがあります。そういう場合は、すぐゴミ箱からファイルを復元できます。しかし、もしゴミ箱からそのファイルを完全に削除した場合は、どうすれば復元できるでしょうか？

この記事では、ゴミ箱から削除したファイルを素早く復元する裏ワザを紹介します。

周知のとおり、ゴミ箱はWindowsオペレーティングシステムのシステムフォルダの1つです。普段我々が削除したファイルやフォルダはそこに保存されています。削除したファイルはゴミ箱に表示されている場合は、ゴミ箱に入り、該当するファイルを見つけ、「元に戻す」をクリックすれば、削除したファイルを簡単に復元できます。

ゴミ箱からファイルを完全に削除されていないなら、上記の手順でファイルを簡単に復元できます。では、ゴミ箱からファイルやフォルダを完全に削除した時、データは復元できますでしょうか？どうやって復元するでしょうか？

次に、ゴミ箱からファイルを完全に削除した場合、或いはゴミ箱を空きにした場合は、ファイルを復元する方法をご紹介します。

パソコンをバックアップしておいた方は、Windowsパソコンの「ファイル履歴」機能を使って、ファイルを復元することは可能です。ゴミ箱にもデータがない場合は、この機能を試してデータを復元してみましょう。

「手順」

step１．スタンスメニューで「コントロールパネル」を検索し、クリックします。

step2．「ファイル履歴」に入ります。

Step3.ファイル履歴がオンになっている場合、「個人用ファイルの復元」をクリックすると、バックアップした日時ごとに、ファイルとフォルダが表示されます。

Step4.復元したいファイルを選択して、下にある復元ボタン をクリックしてください。

すると、削除されたファイルはバックアップから復元できます。

ゴミ箱を空きにしても、ファイルが上書きされていない限り、パソコン専用のデータ復旧ソフトを利用してファイルを復元することは可能です。上記で紹介した「ファイル履歴」より、特定のファイルだけを復元できるし、使い方もより便利です。パソコン初心者にも簡単にデータを取り出せます。

では、次に無料で利用できるおすすめの復元ソフトをご紹介します。

まずは、無料でファイルを復元できるEaseUS Data Recovery Wizard Freeをご紹介します。このデータ復旧ソフトは、データ復旧率が97.3％で、無料で2GBまでのデータを復元できます。ゴミ箱から削除したフォルダ、写真、動画、ドキュメント、圧縮ファイルなどを復元できます。

もし復元したいファイルの量が少ないとしたら、この復元ソフトが一番いいだと思います。

Recoveritは、96％のデータ復旧率を持っていて、無料で100MBまでのデータを復元できます。データのスキャンモードは2つ：クイックスキャンモードとディプスキャンモードです。

クイックスキャンモードがスキャンできるデータの数は少いですが、ディプスキャンモードがスキャンできるデータの数はEaseUS Data Recovery Wizardより多いです。

欠点と言ったら、データスキャン速度はやや遅いというところです。

Stellar Data RecoveryもWindowsゴミ箱から完全に削除したデータを復元できるデータ復旧ソフトです。無料版では1GBのデータを復元できます。ゴミ箱からだけでなく、CDおよびDVDからのファイル復元も対応しています。

デメリットは、使い方は上記で紹介した2つの復旧ソフトより難しいです。

iTop Data Recoveryはゴミ箱から削除したファイルを簡単かつ高速に復元できるソフトです。写真、ビデオ、ドキュメントなど、最大1000＋の形式のファイルを復旧できます。95%のデータ復旧率を持っています。

製品版の値段が低いので、大量のデータを復旧したい場合はお得です。

ゴミ箱を空きにした場合は、フリーのデータ復元ソフトでデータを復元可能ですが、これは100％復元できるというわけではありません。もし上記の方法を試しても復元したいデータが見つからない場合は、信頼できる専門業者に頼んでデータを復元してみましょう。

以上が今回で紹介した、ゴミ箱から削除したファイルを復元する方法です。普通に削除した場合は、ゴミ箱から簡単にファイルを復元できます。もしゴミ箱を空きにした時は、まずはパソコンの操作を停止し、バックアップから復元するか、データ復旧ソフトを使って復元してみましょう。