M4AおよびMP3は、双方とも音楽ファイルフォーマットで、普通のデジタル音楽プレーヤーやスマートフォンなどで使用されています。
しかし、MP3は一般的に広く使われている一方、M4Aは比較的汎用性が低いため、限られたデバイスでしか再生できません。特に、YouTube、Twitter、ニコニコ動画、TikTokなどで活躍するクリエーターは、動画の音声を編集する際にも、しばしばMP3を優先して使用することになっています。M4Aファイルの普及性の低さで困っている人々も多くなり、手元のM4AをMP3に変換することを真っ先に考える人も少なからずいるでしょう。
今回は、インストール不要、オンラインかつ無料でM4AをMP3に変換できる、6つのツールを紹介させていただきます。
m4aをMp3に変換可能な無料ソフト2選
1.iTunes:完全に無料でM4AをMP3に変換可能(Win&Mac対応)
M4AファイルはApple専用の音声形式です。また、iOSデバイスを利用している方なら基本的にPCにiTunesをインストールしておいたのでしょう。
iTunesはAppleが提供した音楽プレイヤーで、M4Aの音声ファイルを再生できるほか、M4AをMP3に変換することもできます。また、すべての変換処理はローカルで行われるため、プライバシーが気になる方でも安心して利用できます。
メリット:
複数のM4AファイルをMP3へ一括で変換できる
変換速度は速い
ファイルのサイズ、長さの制限は一切ない
Windows、Mac両方とも利用できる
完全に無料で利用できる
デメリット:
一定のPCスペックが必要。(PCのスペックが低い場合、iTunesは重く感じる。ひどい場合、iTunesはフリーズしてしまうことがある。)
変換後のM4AとMP3は同じプレイリストで、名前も同じなので、見分けにくい。
使い方も簡単です。ここでWindowsを例にして、iTunesでM4AをMP3に変換する手順を説明します。
Step1.まず、iTunesを立ち上げます。
インストールしていない方は、Apple公式のページからiTunesをダウンロードできます。
Step2.次に、左上にある「編集」をクリックし、「環境設定」を選択します。「一般」タブで「読み込み設定」を選択します。
Step3.「読み込み方法」を「MP3エンコーダ」に設定し、「OK」をクリックして設定を保存します。
Step4.「ファイル」>「ファイルをライブラリに追加」の順にクリックして、.M4AのファイルをiTunesに追加します。
Step5.ライブラリ>「曲」のオプションに切り替え、変換したいファイルを選択し、左上にある「ファイル」をクリックし、「変換」→「MP3バージョンを作成」をクリックします。
しばらくすると、M4AファイルをMP3に変換されます。
変換後のファイルを確認するには、該当ファイルを右クリックし、「Windowsエクスプローラーで表示」を選択します。すると、M4Aが.MP3に変換されたことを確認できます。
iTop Screen Recorder:編集ツールを活用してM4AをMP3に変換
上記で紹介したiTunesでは、PCのスペックが低い時によくフレーズしちゃいます。ここでiTop Screen Recorderというソフトの編集機能を活用してM4AをMP3に変換する方法を解説します。
このiTop Screen RecorderはiTop社が開発したソフトです。動画キャプチャーとして有名で、このツールに動画編集の機能も搭載しております。その編集ツールに.M4Aを導入し、.MP3として書き出すことで、M4AからMP3への変換を実現できます。
メリット
使い方が簡単
「MP3として書き出す」機能は無料版も利用できる、しかも、尺やサイズの制限がない
動作が軽い、スペックが低いPC上でもスムーズに動作できる
Windows11、10、8、7に対応
デメリット
Mac版がない
iTop Screen Recorderでm4aをmp3に変換する手順
➀iTop Screen RecorderをPCダウンロードし、立ち上げます。
➁ホーム画面で「ツール」オプションを選択し、「高度のエディター」を選択したら、「新しい製作を開始」をクリックして、編集画面に入ります。
③.m4aのファイルを編集画面にドラッグアンドドロップしたら、メディアファイルの右下にある「+」ボタンをクリックしてファイルをタイムラインに追加します。
④「エクスポート」アイコンをクリックすると、.m4aはmp3として書き出されます。
以上がM4AファイルをMP3として変換するためにおすすめの無料ソフト2選でした。次に、おすすめの変換サイトを紹介します。
m4aをMp3に変換可能なサイト4選
1、Convertio
Convertioは、様々なフォーマット間での相互変換が可能で、M4AからMP3への変換も簡単に行うことができます。また、変換済みのM4Aファイルは24時間保存されていて、変換完了までの時間が他の仕事がしたい人におすすめします。操作もそれほど難しくないため、初心者でも安心して利用することができます。
複数のファイルを変換することもできますが、2個以上のファイルを実行するには、有料のサービスプランの購入が必要となります。
サイトでの変換サービスを使用する場合、どうしてもプライバシーやセキュリティに関するリスクが心配されます。Convertioはアップロードされたファイルはすぐに削除するという万全なセキュリティを備えていますので、その心配もないでしょう。
使い方は以下の通りです。
1.カテゴリーの選択
ウェブサイトをオープンする時、デフォルトで一つのカテゴリーが自動的に選択されることになります。
2.変換したいファイルを選択
それから、変換してもらいたいM4Aファイルをドラッグ、あるいは手動でドロップします。
3.変換を始める
「…」のボタンをクリックし、出力形式リストの選択肢から「MP3」を選択します。 「変換する」をクリックして、ファイルアップロードが開始されます。アップロード終了後自動的にファイル変換が開始されます。
4.変換済みのファイルをダウンロード
M4aをMP3への変換が完了したら、ダウンロードリンクが表示されるので、必要に応じてファイルダウンロードしてください。
2、AnyConv
AnyConvはインストール不要で、様々な拡張子に変換することが可能なネットサービスです。M4AをMP3に変換するほか、画像、電子ブック、ビデオ、文書やアーカイブなど、一般的に使用されたファイル形式の変換もほとんどサポートされています。
このツールは、複数の変換が支持されていますが、出力形式の選択を手動で一つ一つ選択するしかないことや、まとめてダウンロードすることができない欠点もあります。また、変換は急に止まってまったく進められないバグや、広告がちょっと多い欠点もありますので、使用する時はご注意ください。
それでは、AnyConvでM4AファイルをMP3に変換する方法を解説します。
1: まずは変換の項目から「MP3コンバーター」を選択します。
2: それからは「ファイルを選ぶ」をクリックして、変換してもらいたいファイルを開きます。
3: 変換を押してしばらく待ち、最後は変換済みのファイルをダウンロードします。
3、OnlineConvertFree
次に紹介するOnlineConvertFreeは、オンライン上でM4AをMP3に変換できる無料サイトです。先ほど紹介したConvertioとAnyConvの二つのツールとほぼ同じ操作でM4AをMP3に変換できます。
このツールは、複数の転換が無料でもできます。さらにAnyConvと比較して複数の出力形式の選択がややこしくない上、ZIPですべてをまとめてダウンロードすることもできる優れた点があります。
もちろん、同ツールはM4AやMP3音声ファイル変換専用のサイトではありません。ビデオファイル、ドキュメントファイル、画像ファイルなど、様々な形式のファイルも変換できます。
利用方法は極めて簡単です。前に紹介した二つの変換サイトと同じように、変換したいMP3ファイルをアップロードするだけで、目的のファイル形式に変換することができます。
上記3つのツールは、どれもオンラインで利用でき、ソフトのインストールが不要で、ユーザー登録の必要もない便利なツールです。
この3つの変換ツールを利用することで、無料かつ簡単にM4AをMP3に変換することができます。
ただ、書籍ファイルの変換を試したところ、いささかミスが生じたことがあります。おそらく変換精度には限界がありまして、一部のファイルフォーマットでは、変換後のファイルの品質が低下する場合があると思います。少し欠点がありますが、便利さという優れた点もあります。許容範囲内の欠点であれば、ぜひこの3つのツールを試してください。
4、MyEdit
MyEditは、オンラインで使える音声編集ツールです。Webブラウザ上で動作するため、インストール不要で、どのデバイスからでも利用できます。
MyEditでは、様々な形式の音声ファイルを読み込み、編集することができます。
その他、ボーカルリムーバー、ウインドノイズ除去、オーディオトリミングやボイスチェンジャーなど色々な機能も備えています。このMP3オンライン編集サイトを使って、単純の拡張子変換もできます。
使用方法は以下の通りです:
Step 1.まずは左上のオーディオからオーディオトリミングのカテゴリーを選んでください。
Step 2.それからは変換したいM4Aファイルをドラッグ、あるいはそのファイルをアプロードしてください。
Step 3.ファイルのアップロードが完了した後、右下にある「形式」ボタンをMP3にしてから、ダウンロードのボタンを押します。
MyEditは、幅広い層のユーザーに適した音声編集ツールであり、初心者からプロまでをカバーしています。しかしながら、ファイル形式の変換に関しては、一部のユーザーからは不適切な使い方に感じられることがあります。また、変換できるファイル形式にも種類が少ない欠点があり、個人的には拡張子の変換ツールとしてはあまりおすすめできないと考えています。
以上がイントール不要でMp4をMp3に変換できるサイトの4選です。オンラインサイトは便利ですが、変換したいファイルをアップロードする必要があります。また、アップロードされたファイルは一時的にサイトに保管されています。プライバシーが気になる方にとって、変換サイトが最適な方法ではないかもしれません。そのため、本記事では、M4aをMP3へ変換できる無料ソフトも紹介します。
まとめ
以上、M4AをMP3に変換できるツールを6つ紹介しました。M4AやMP3などの拡張子変換のオンラインサイトは、数多くの人々にとって極めて便利なツールである反面、ファイル形式の変換によって品質が低下する問題や、第三者がファイルにアクセスするセキュリティ上の懸念事項があることに注意が必要です。たしかに、私たちは数多くの便利なウェブサイトを知っていますが、自身のプライバシーについても大切にしなければなりません。
それを心配している方なら、無料かつ安全なツール、iTunesを利用してM4AをMP3に変換することがおすすめです。
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