Teamsでオンライン会議や通話を行った後、録画ファイルの保存先がわからずお困りではありませんか?Teamsの録画ファイルは会議の方法によって保存先が異なります。この記事では、Teamsの会議を録画した際のファイルの保存先や、録画データの共有方法について詳しく紹介します。さらに、Teamsの録画ファイルがダウンロードできない場合の解決策も提供します。
Teams会議の録画の保存先
Teams会議の録画の保存先は、会議の開始方法によって異なります。Teamsの会議を始める方法には3つの種類があります。それは、チャンネル、カレンダー、およびグループチャットから始める会議です。ここでは、保存先を紹介するために、「チャンネル会議」と「チャット以外の会議」に分けて紹介します。
チャネル会議
チャンネル会議とは、チームや部署などに所属しているメンバーが参加できる会議です。これもTeams内で最もよく使われる会議方法です。チャンネル会議の場合、Teams標準機能で録画された会議ファイルの保存先はTeams内のフォルダになります。
その保存先を表示する方法は以下の通りです:
①Teamsを開き、録画を行ったチャネルを開きます。
②画面上部に表示されている「ファイル」タブをクリックすると、録画ファイルを表示されます。
チャネル以外の会議
チームのメンバーと共有する必要のない会議や、チームのメンバー以外の参加者がいる場合、カレンダーやグループチャットの利用が一般的です。この場合、Teams上での録画の保存先はユーザーのOneDriveになります。以下の手順で、カレンダーやグループチャットなどの録画ファイルの保存先を見つけることができます。
①Teamsを開き、録画を行ったページを開きます。
②画面上部にある「ファイル」タブをクリックします。
③「Recording」フォルダをクリックします。
これで、録画ファイルの保存先が表示されます。
Teamsで会議の録画を共有する方法
Teamsでの会議録画の共有方法には、いくつかのオプションがあります。以下では、3種類の方法の手順を見ていきましょう。
Teams上で共有する
Teams上で会議リンクを発行することで、録画ファイルを共有できます。これにより、参加者は会議録画に直接アクセスし、必要な情報を取得できます。その手順は以下の通りになります。
①まず、共有したい録画ファイルの右側の「…」をクリックします。
②その後、「リンクをコピー」を選択してください。
③共有用のリンクはそのままコピーが可能ですが、ファイルのダウンロードができないかもしれません。この場合は、共有の設定を変更する必要があります。
④「設定」をクリックして「共有の設定」を表示します。共有したい相手に合わせて、設定を変更してください。
すべてのユーザー:リンクを知っているユーザー全員と録画ファイルを共有します。
あなたの組織のユーザー:Teamsの同じ組織のユーザーとデータを共有します。
既存アクセス権を持つユーザー:アクセス権のある組織のメンバーと録画ファイルを共有します。
選択したユーザー:名前やメールアドレスを入力して、特定のユーザーとのみ録画ファイルを共有します。
設定の変更後、発行したリンクを共有したい相手に送信してください。
OneDrive上で共有する
前文のように、チャンネル以外の会議を録画する場合は録画ファイルの保存先がOneDriveになります。この場合、OneDrive上の共有リンクを生成し、参加者にリンクを送信することで共有できます。
詳しく手順は以下になります:
①OneDriveを開いて「レコーディング」フォルダを選択してください。
②共有したい録画ファイルを選択して、右クリックをします。「共有」をクリックすると、リンクの送信画面が表示されます。
③「リンクのコピー」をクリックすれば、共有用リンクを発行できます。後はリンクを送信すれば完了です。
SharePoint上で共有する
Teamsの録画ファイルの保存先がSharePointの場合も、基本的な手順はOneDriveの際と同様になります。
①録画ファイルの保存先の画面を開いて、「…」をクリックしてください。
②「SharePointで開く」を選択します。
③SharePointにある「Recording(レコーディング)」フォルダを開いてください。
④ダウンロードしたい録画ファイルを選択し、「…」をクリックします。
⑤「共有」をクリックして、共有用のリンクを発行してください。共有したい相手に送付すれば完了です。
Teamsで共有されたファイルをダウンロードする方法
TTeamsの録画ファイルはダウンロードすることも可能です。こちらでは共有された動画のダウンロード方法について説明します。また、Teamsの録画ファイルがダウンロードできない場合の対処法も紹介していきます。
Teamsの録画ファイルのダウンロード方法
Teamsから録画データをダウンロードする手順をご紹介します。
① 共有されたファイルをクリックして開きます。
②ダウンロードしたい録画データの右側の「…」をクリックします。
③「ダウンロード」をクリックします。すると、録画データのダウンロードが開始されます。画面にはダウンロード開始のポップアップが表示されます。
録画ファイルの保存先はPCのダウンロードフォルダがになります。
Teamsの録画ファイルがダウンロードできない原因と解決策
Teamsの録画ファイルがダウンロードできない原因とその解決策は以下のように考えられます:
権限が付与されていない
Teamsの録画ファイルをダウンロードするためには、権限を貰う必要があります。ダウンロード権限を持っているのは会議を始めた人と、録画を行なった人の2名です。それ以外のユーザーは、いずれか2名からダウンロード権限を与えてもらわなければいけません。
有効期限が切れている
Teamsの録画ファイルの有効期限は120日になっています。この期限を超えてしまうと、Teamsの録画ファイルが自動で削除され、ダウンロードできないため注意が必要です。もし有効期限を延長したい場合は、以下の手順で延ばすことができます。
①チャットタブに表示されている、録画ファイルの下の「このレコーディングの有効期限が切れます。…」の「ここ」の箇所をクリックしてください。
②Streamの画面が表示されます。「◯日で有効期限が切れます」をクリックします。
③任意の日数だけ有効期限を延長してください。
まとめ
Teamsの録画ファイルの保存先は会議の方法によってOneDriveかSharePointのいずれか異なっています。そのため、それぞれの保存先と共有方法をしっかり押さえておくようにしましょう。録画データの保存方法と注意点を押さえて、Teamsを上手に活用してみてください。
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