会議の記録、音声メモなど、録音を行う際に、「サー」「ジー」というホワイトノイズが入ってしまうため、録音ファイルの音質が劣化され、はっきりと聞こえづらいなどのことにあったことがありませんか?ネットでノイズを録音データから効果的に除去する方法を検索している方も多くいます。

今回は、録音した音声から雑音を消す有効な方法について解説します。録音時にノイズが入る原因も紹介しますので、ぜひご一読ください。

録音でノイズが乗ってしまう原因

オーディオ収録時のノイズを減らすには、まず、録音時にノイズが発生する原因を理解することが大事です。

① マイクとの距離

録音を行う際に、マイクとの距離が近すぎると、パソコンが動作している音などのノイズが録音に混入する可能性があります。

マイクとの距離

② 録音環境に騒音がある

録音の環境には騒音があります。家電製品の動作音、又はエアコンの室外機がゴーゴー・ブーン・カタカタと鳴っている騒音などの場合、録音したファイルにノイズが入ってしまう可能性は高いです。

静かな場所で録音するか、騒音を遮断する対策を取ることが重要です。

③録音マイクロフォン品質

低品質なマイクを使ってオーディオを収録すると、ノイズが載りやすいです。マイクにホコリがたまっていると、録音中にノイズが発生することがあります。

これらの要因を考慮して、録音を行う時、ノイズを減らし、より優れた品質の音を収録するには、静かな録音環境の確保、高品質なマイクの選択などは大切です。

録音した音声データからノイズを除去する方法

ノイズを減らすために多くの準備を行ったにもかかわらず、録音したオーディオにノイズが残っている場合、または録音データからノイズを除去したい場合は、以下の方法を参照してください。

パソコンでノイズ除去ツールを利用して、録音ファイルの雑音を消す

● 「iTop Screen Recorder」(Windows対応)

Windows向けの音声専用オーディオツール「iTop Screen Recorder」では、音声収録とノイズ除去機能を無料で提供しております。録音ファイルを追加するだけで、簡単にノイズを消すことができます。

オーディオの処理以外に、動画の録画・編集、動画ファイルにエフェクトの追加など究極的なメディアファイル処理機能も備えています。

「iTop Screen Reocrder」には、複雑な操作も、広告などもありません。使いやすく、安全性の高いソフトです。動画やオーディオの収録・編集をこのソフトを一本使うだけで十分です。

では、iTop Screen Recorderを使って音声データのノイズを除去するやり方を説明します。その前に、まずはこのツールをPCにダウンロードしてインストールしましょう。

1・「iTop Screen Reocrder」を起動します。左側のメニューで「ツール」をクリックします。

2・「ノイズ除去」を選択し、ノイズを除去したい録音ファイルを追加します。

ノイズ除去を選択

3・「今すぐノイズ除去」をクリックしたら、録音ファイルからノイズを取り除き始めます。

「今すぐノイズ除去」をクリック

これで、音声ノイズを除去しました。初心者でも気軽にできます。ただ、このツールはWindowsバージョンしか提供されていません。Macを利用している方は、「iMovie」をおすすめします。

● iMovie(Mac対応)

Mac Bookで雑音を取り除くには、音声編集ツール「iMovie」を利用することがおすすめです。「iMovie」はMac/iOS専用の動画編集ソフトで、オーディオ編集機能も用意されています。オーディオを補正するツールは、録音ファイルからノイズを簡単に除去できます。

Macでのノイズ除去のやり方は下記の通りです。

1・録音ファイルを追加します。

2・ノイズ除去の「ノイズダクションおよびイコライザ」ボタンをクリックします。

「ノイズダクションおよびイコライザ」ボタンをクリック

3・「背景ノイズを軽減」チェックボックスを選択します。ノイズの軽減量を左、右にドラッグして、調整します。100%にドラッグすれば、音声ノイズを最大限に減らすことができます。

「背景ノイズを軽減」を選択

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スマホの録音データのノイズを除去する方法

iPhoneの場合

iPhoneの方は、ほとんどiPhoneに標準で搭載されている「ボイスメモ」を利用して録音を行っているでしょう。もしそのボイスメモで録音した音声にノイズが入ってしまったら、どうすればノイズを除去できるのでしょうか?

次に、iPhoneの録音データのノイズを除去する方法を紹介します。

iPhone ボイスメモ‐録音補正

iPhoneに標準で搭載されている「ボイスメモ」では、「録音補正」という機能があります。この「録音補正」は、録音ファイルに含まれるノイズとエコーを減らすことができます。

iPhone/iPadで録音ノイズを除去する手順は下記の通りです。

まず、ボイスメモアプリを開きます。

次に、ノイズが入った録音ファイルをタップします。

すると、左にある調音器みたいなアイコンをタップし、「録音補正」をオンにします。

「録音補正」をオンにする

これで、iPhoneの録音ファイルのノイズを簡単に除去できます。

録音補正機能が十分なノイズ除去に機能しない場合は、「iMovie」でより音声ファイルのノイズをさらに消すことができます。

● Androidの場合:WavePad

Androidユーザーに、WavePadという専門的な音声編集アプリを強くお勧めします。録音、音声編集、音声エフェクトの追加など様々な機能を備えています。Androidで完全無料かつ気軽に利用できる音声ノイズ除去アプリです。

WavePadで音声データからノイズを除去する手順も非常に簡単です。

「ファイルを追加する」→「ツール」→「ノイズ除去」という順で、気軽に雑音を消すことができます。

wavepadでノイズを除去

まとめ

ノイズの除去は、録音コンテンツの品質を維持するために不可欠です。ノイズを減らすことで、会議や会話の録音をより聞き取りやすくします。以上、ノイズや雑音の除去に、パソコンやスマホで利用できるツールをそれぞれ紹介しました。よりクリアな音を得るために、ぜひ一度試してみてください。