オンラインミーティングでよく使われるTeamsには、録画機能があるとご存知ですか?この機能を使うことで、会議の録画や録音ができ、欠席者に会議内容を共有したり、後から話し合ったことを振り返ったりできるようになります。本記事ではTeamsで会議を録画する方法や、録画したデータがどこで保存されるかについて解説します。会議でTeamsを使う方や、録画機能の使い方がわからない方は、ぜひ読み進めてください。
1.1 Teamsの録画機能を利用できるメンバーとデバイス
Teamsの録画機能が使えるのは、会議の主催者と、主催者と同じ組織のユーザーのみです。また、Office 365 Enterprise A1、A3、A5、E1、E3、E5、F3、M365 Business、Business Premium、Business Essentialsのいずれかのライセンスのアカウントに限られます。また、レコーディングの許可を主催者がしていない場合は、録画ができないため注意が必要です。
TeamsはPC、Mac、iPhone、Androidなどのデバイスで使用することができます。PC、Macであれば、Web版やTeamsのソフトを使用し、iPhone、Androidであればモバイル版を使用して会議に参加することになります。
1.2 Teamsの録画は参加者にバレるか?
Teamsの録画機能はデバイスに関わらず利用できますが、いずれの場合も録画を始めると会議の参加者全員に通知されます。参加者にバレないように記録を残すためには、内蔵機能以外の方法で音声や画面を録画しなくてはなりません。
例えば、パソコンやスマートフォンに内蔵されている録画機能を使えば通知が送られることなく録画可能です。また、ダウンロードした外部ツールを使う方法もあります。外部ツールは、パソコンではBandicamやXbox Game barなど、スマートフォンではDU RecorderやiRecなどがあります。
しかし、無断で会議を録画すると信頼関係に影響が出たり、トラブルの原因になったりすることがあります。特別な事情がない限りは、事前に、もしくはその場で許可をとってから録画をした方がよいでしょう。
1.3 デバイス別Teamsの録画方法解説
Teamsで録画する際の手順を解説します。Web版、PC版、モバイル版、それぞれのやり方をご紹介するので、自分の使用しているデバイスにあわせて参考にしてみてください。
■Web版の録画手順
会議に参加した後、画面の右上にある「その他」をクリックします。
メニューが表示されたら、「レコーディングを開始」をクリックしてください。これで、録画が始まります。
録画が始まると左上の経過時間の横に赤い丸が付くため、そこできちんと撮れているか確認できます。
レコーディングを終了する時は、右上の「その他」をクリックし、「レコーディングと文字起こし」を押した後「レコーディングを停止」を開き、クリックしてください。
音声の設定は「その他」の「オーディオの設定」から変更してください。
■PC版
はじめに、右上の「その他」をクリックします。
メニューが開いたら、「レコーディングを開始」をクリックしてください。これで、レコーディングがスタートします。
録画を終了する時は、「その他」から「レコーディングと文字起こし」をクリックし、「レコーディングを終了」を選びます。
音声設定の手順は、「その他」から「オーディオの設定」をクリックすると変更できます。
■モバイル版
会議に参加した後、画面下部の「その他」をタップします。
下までスライドするとメニューがいくつか表示されるので、「レコーディングを開始」をタップすると録画がスタートします。
レコーディングを終了する場合は、「その他」をタップしてから下にスライドし、「レコーディングを停止」をタップすると録画が止まります。
音声デバイスの設定は会議画面下部にある、スピーカーのボタンを長押しすると、設定画面が表示されるので任意のものを選択してください。
1.4 録画したデータの保存先
Teamsで会議を録画すると、そのデータはOneDriveかSharePointに保存されます。
保存期間が過ぎるとデータを利用できなくなってしまうため、早めにダウンロードするなどの注意が必要です。保存期間は、OneDriveやSharePointで再生するとタイトルの下に表示されるため、そこで確認することができます。
まとめ
Teamsには会議を録画する機能があり、適切なライセンスを持っていればWeb版、PC版、モバイル版に関わらず利用できます。データはOneDriveかSharePointに保存されますが、期間が限られるため早めにダウンロードしましょう。
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