Microsoft Teamsは、基本が無料で操作がわかりやすいためにWeb会議で広く使われています。ですが慣れていないうちは、音声トラブルに悩まされることなどが、しばしばあるかと思います。そこで今回は、Teamsで音声が聞こえない場合の原因と対処法を、画像入りで分かりやすく説明します。レコーディングの方法も説明しますので、あわせて参考にしてください。
Teams会議で音声を聞こえない原因と対処法
①パソコン・スマートフォンの音量を確認
Teams会議で音声を聞こえない場合、意外とありがちなミスですので、まずデバイスの音量から確認してみましょう。特に喫茶店など外で作業をすることが多い方のなかには、念のためスピーカーの音量を0にしている人が多いようです。また音量が小さすぎる設定になっており聞こえない可能性もあります。スマートフォンであれば、多くの場合サイドの音量ボタンで、音量を調整できます。WindowsPCの場合には、右下のWi-Fiマークの隣が音量になっています。
音量ボタンをクリックすると、現在のボリュームの状態が表示されます。ここで音量を調整しましょう。音が出ない設定になっている場合には、アイコンの横に、下記の画像のようにバツ印がはいっています。まずはここを確認しましょう。
②イヤホンやスピーカー、マイクの問題がないか確認
現在ほとんどの方がイヤホンをお持ちかと思います。Bluetoothであれば「バッテリーが切れてないか」「PCではなくスマホとペアリングした状態になってないか」、またコードタイプのイヤホンであれば「断線してないか」などを確認しましょう。またヘッドセット自体に「ミュートボタン」がついている製品もあります。これらについて、一度見直してみましょう。
③Teams上でマイクがオフ
「こちらの音声が聞こえてない」という場合には、マイクがオフになってないか、確認しましょう。
Teamsに入室すると、画面上部の右側に、以下のようなバーが表示されています。
ここにマイクがあります。このマイクがオフだと、そもそもこちらの声が伝わりません。こちらの音声が聞こえてない場合には、このミュートを解除します。
④Teams上の設定でスピーカーがオフ
相手の音声が聞こえない場合には、その他を選択します。すると「設定」という項目を選ぶことができます。
ここから、音声の設定を行うことができます。
設定画面が表示されたら、スピーカーを選択して、オンとオフの切り替えを行います。会議に招待されたときには「ビデオと音声のオプションを選択してください」とカメラ・音声の設定画面が表示されます。そのときに間違えて、「音声を使用しない」を選択してしまうことがあります。すると相手の音声も聞こえない上、こちらの音声も相手に聞こえないことになります。
会議が始まってからでは、相手に迷惑をかけることがありますので、会議が始まる前に、設定画面で音声が聞こえる状態になっているか・ミュートになっていないかを確認しましょう。この設定は会議に招待される前に、自分一人だけで会議を始めて確認するということもできますので、忘れずチェックするほうがよいでしょう。
Teams会議をレコーディング(録音)する方法
Teams会議をレコーディングする方法を紹介します。
録画は以下の手順で行うことができます。
Teams会議の画面上部の「その他」をクリックします。「その他」を選択するとプルダウンに「レコーディングを開始」があります。これを選択するだけです。
録画を停止する場合も同じ操作です。Teams会議の画面上部の「その他」をクリックして、今度はプルダウンメニューから、「レコーディングを停止」を選択するだけです。
会議を始めても、自動でレコーディングは始まりませんが、会議を終了すると自動でレコーディングは停止されます。
録画された動画は
①チームのチャネル上で始めた場合:「SharePoint Online」内の「レコーディング」フォルダ
②Outlookの予定表から始めた場合:録画した人の「OneDrive for Business」内の「レコーディング」フォルダに格納されます。どちらも「OneDrive」のなかにあります。
画面収録の方法についてはMicrosoftのページにも詳細がありますので、あわせてごらんください。
Teams会議のレコーディング(録音)の制限
Teams会議の録音には制限があります。
①有料版のみ使用可能
Teamsの録画機能は、有料版のみの機能です。無料版では使用できません。
また有料版であることに加えて、Microsoft Teamsのライセンスが必要なので注意しましょう。
②ログインしていないと使うことができない
有料のMicrosoft 365アカウントを使っていても、ゲストとして招待された会議では録音することができません。またゲストユーザーだと、会議終了後、会議チャットに投稿された録画も視聴不可です。
③参加者に許可をとる必要がある
顔を出して会議に参加している場合、無断で録音・録画することは、プライバシーの侵害になります。また場合によっては、録画することが情報漏洩につながることもあります。ですので、録画する場合には必ず参加者全員に許可を取りましょう。また情報漏洩などのリスクを考えてあらかじめ録画を禁止する設定が可能です。
まとめ
Teams会議で音声を聞こえない原因と、その対処法、また録画方法について説明しました。Teamsで会議が始まったタイミングで「音声が聞こえない!」となってしまうと、ほかの参加者に迷惑が掛かります。また画面収録を頼まれたけど「調べないとわからない!」という場合には、周りの信頼を失う可能性もあります。会議の前にしっかり対策を立てることが肝心です。
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