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Google Meet録画できない時の対処法、代用の画面録画ソフト

川嶋 桃 執筆者:川嶋 桃 更新日:2024/07/17

皆さん、こんにちは。Google Meetには、ビデオ会議の録画機能が組み込まれています。すべての会議参加者に録画の許可を取って、または主催者に制限を開放してもらうことで、Google Meet本体の録画機能が使えるようになります。Google Meetの重要な会議、遠隔教育のビデオを記録することができれば、内容を忘れた時、録画のファイルを再生することで忘れた内容をすぐ思い出せます。

今回はGoogle Meetの録画機能について、使用の制限問題と代用の画面録画ソフトを紹介します。

Google Meet録画できない原因

原因1・スマホで会議をするから

Google Meetの会議録画は、パソコンでしかその機能が利用できません。スマホにて録画ができない場合、端末をパソコンにかわってから録画機能を使ってください。

原因2・料金プランを利用していないから

Google Meetの録画機能は有料版のみ利用できる機能です。利用希望の方はGoogle Workspaceにて料金プランを購入してください。Google Workspaceの料金プランは「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise」の4つがあります。Google Meetでの録画機能は「Business Standard」プラン、もしくはそれ以上のプランを購入しないと利用できません。価格の一番安い「Business Starter」プランは、Google Meetの録画機能が含められていないため、「Business Starter」プランを購入しても、該当機能は開放されないのでご注意ください。

料金プラン

原因3・主催者が管理機能をオフにしていないから

主催者は録画権限をゲストに付与しないと、ゲストは録画できません。主催者は「他のユーザーの参加を承認、または他の参加者を退出させる」「ほかの参加者をミュートする」「通話を録画する」「自分のマイクとカメラを制御する」「通話中に画面を共有する」「通話中にチャット メッセージを送信する」の管理権限を持っています。主催者が管理権限をオフにすれば、ゲストは録画できるようになります。それ以外、主催者のアカウントが有効の場合だけ参加者が会議を録画することができるので、無効になっている場合、参加者は録画できなくなります。

また、主催者の管理権限が足りない場合(Google Workspaceエディションで録画機能に対応する料金プランは主催者が購入していない)、参加者はGoogle Meetでの録画ができません。

主催者の管理権限が足りない

原因4・管理者が録画機能をオフにしているから

管理者は、主催者及び参加者にGoogle Meetを録画できるよう設定できます。管理者は特定の参加者、あるいはすべての参加者に対して録画機能をロックすることができます。管理者になるには、Gmailのアカウントを管理者アカウントでログインすることが必須です。

管理者になった後、Google Adminの「Meetの動画設定」で「ユーザーに会議の録画を許可します。」をオンにすれば、録画できるようになります。

Google Meet録画機能の制限

1・リアルタイム字幕は録画できない

会議録画の時に「字幕を録画」の選択がありますが、それは字幕をダウンロードして、特定のビデオプレーヤーでしか使えないものです。

YouTubeプレーヤーなら、[cc]のボタンを押すと、ファイルに付属した字幕が表示されます。しかし、それは字幕を録画しているわけではありません。多くのビデオプレーヤーはその機能が備わっていないため、字幕を見ることができません。

2・録画の編集はできない

Google Meetの録画は、専門の録画ソフトと違い、録画した後は編集できません。普通の録画ソフトは、録画が完了した後、すぐに編集できるような設計ですが、Google Meetの録画ツールは編集機能が備わっていません。

3・録画に記録されるのは発言の人だけ

Google Meetの仕様上、録画した後、画面に映されるのは発言の人だけです。他の参加者は録画の画面に映されていません。全体を録画したいのなら、専門の録画ソフトを利用する必要があります。

4・外部の人は録画できない

Google Meet本体の録画は、有料プランに加入しないとできない上に、他の制限もあります。主催者と同じ組織内のユーザーもしくは主催者のみ、Google Meetの録画が使用できます。外部の人が会議に参加しても、会議の録画はできません。

5・参加者全員に同意させないと録画できない

Google Meetの録画機能を使うには、参加者全員に許可を取らないと録画ができません。なので、事前に参加者に同意してもらわないと面倒なことになりかねません。よって、Google Meetの会議を録画したいなら、専門の録画ソフトを使用することがおすすめです。

今回は、Windows&macOS別で、画面録画ツールの中に有名なソフトをいくつか紹介します。

PCで制限なしにGoogle Meetの会議を録画する画面録画ソフト

【Windowsの場合】iTop screen recorder

iTop screen recorder」はWindows専用の画面録画ソフトで、動作が軽く、初心者からプロまで楽に使えます。「iTop screen recorder」は音声記録、カメラ録画の機能が備わっていて、全画面録画、画面の指定範囲だけ録画の画面録画モードがあります。

保存できるファイル形式はMP4、AVI、MOV、FLV、GIF、FLAC、MKVなどがサポートされていて、共有機能もあり、すぐに他の人とファイルを共有することができます。

「iTop screen recorder」は録画の時間をセッティングする機能があり、指定の時刻に録画を開始することができます。

また、「iTop screen recorder」は編集機能があり、「テキストの追加」「ステッカーの追加」「フィルター」「カット」「サイズの変更」などの編集ツールが備わっています。

「iTop screen recorder」画面録画の使い方

ステップ1:左下の「フルスクリーン」を押して、画面のリストから「範囲を選択」あるいは「ウインドウを選択」を選びます。Google Meetの録画はウインドウの録画なので、適切な選択肢にしましょう。

「範囲を選択」あるいは「ウインドウを選択」を選びます

ステップ2:RECを押して録画を開始します。録画の時、ショートカット「Ctrl+F9」で開始/停止、「Ctrl+F10」で一時停止/再開、「Ctrl+F11」でスクリーンショットを撮ります。バージョンによって「Ctrl」はいらない場合もあります、ご注意ください。

録画の時、ショートカットを使えます

ステップ3:赤いボタンをクリックして、収録を停止します。

収録を停止

ステップ4:ファイルのエディターボタンをクリックして、「クイックエディター」と「高度なエディター」のいずれを選択します。

「クイックエディター」と「高度なエディター」のいずれを選択

ステップ5:編集画面に入り、ここで録画のビデオが編集できます。

「高度なエディター」で編集

【MACの場合】QuickTime Player

以下は「QuickTime Player」画面録画の使い方です:

ステップ1:「QuickTime Player」の画面録画機能を使うには、まずはメニューバーの「ファイル」を押して、その中から「新規画面収録」をクリックします。

「新規画面収録」をクリック

ステップ2:録画の画面範囲を選択して、「収録」のボタンを押します。

「収録」のボタンを押す

ステップ3:メニューバーの「収録停止」様式のボタンをクリックして、録画は停止します。「編集」を押して、編集のツールを使って、ビデオを編集することができます。

メニューバーの「収録停止」様式のボタンをクリック

ステップ4:「ファイル」→「書き出す」の順で、解像度を選択して、ビデオを出力します。

「ファイル」→「書き出す」で動画出力

まとめ

今回はGoogle Meet録画機能に関する問題、代用の画面録画ソフトについて紹介しました。Google Meetは録画機能が備わっていますが、色々不便なところがあり、外部の画面録画を使用する方がいいと考えています。そのため、今回はWindowsとMacの端末によく使われている2つの画面録画ソフトを紹介、または使用方法を解説いたしました。ありがとうございました。

iTop Screen Recorder

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