パソコンには内蔵の画面キャプチャツールがありますが、その機能は不十分で、自分のニーズを満足できない場合があります。それで、もっと機能が豊富な画面録画ソフトを探している方が多くいます。ただ、録画ソフトは数多くあり、実際に試してみないと、自分のニーズに合うかどうかはわかりません。
この記事では、実際に検証した録画ソフトの中から、使いやすいものをおすすめします。
Part1.録画ソフトを選ぶ際に考慮すべき点は?
自分のニーズ最も合う録画ソフトを選定するなら、まずは自分のニーズを分析することが重要です。
目的が明確したら、録画ソフトを選ぶのが後で後悔しないでしょう。
下記、録画ソフトを選ぶ際に考慮すべきポイントを紹介します。
録画ソフトの機能
画面録画ソフトを選ぶ際に、最も考えるべきなのがその機能です。録画ソフトにおいて、基本な「範囲を選択して録画」、「Webcam録画」、「音声付きで録画」、「ゲーム録画」などの機能を備わるのが基本的です。
使いやすさ
誰でもすぐにでも使える録画ソフトを求めるなら、操作が難し録画ソフトを選ぶのをやめておきましょう。時間をかかってしまうのにその録画ソフトの使い方を身に着けないというのは、頭が痛んでしまうだろう。
動作の軽さと安定さ
PCゲームを録画したい場合、ゲームを起動しながら録画ソフトも動作する必要がありますので、軽い録画ソフトを考えるのがおすすめです。また、ゲームの途中で録画プロセスがいきなりシャットアウトされたら困りますので、録画ソフト自体が安定して録画し続けるのも大事です。
また、自分のPCスペック(性能)が低いの場合、軽く動作できる録画ソフトを選ぶのがいいです。
画質
できる高画質で録画ソフトを選ぶのが一番ですが、自分のニーズとデバイスを含めて考えておくのがより適切です。
例えば、自分のモニターが4k対応できるでしたら、4k動画を撮れる動画を選ぶのもいいだろう。
もし投稿用の動画を撮りたいでしたら、画質が高い録画ソフトがおすすめです。
出力形式
画面録画ソフトを探しているなら、その録画ソフトの出力形式も考えるべきポイントの1つです。
最も基本的なのが、MP4形式に対応することです。
そのほか、AVI、GIFなどのフォーマットに対応するのがプラスポイントです。
無料か有料か
録画ソフトを選ぶ際に、必ず有料を選ぶのが正解というわけではありません。自分のニーズを満たせる録画ソフトこそが最適です。
一部の無料録画ソフトは機能が多く、ただ使い方が複雑で、使いこなせるまでは時間がかかってしまいます。
有料録画ソフトの場合、ほとんどは簡単な操作で録画できます。
もし自分は勉強ずきて、面倒なことも嫌いじゃなければ、無料録画ソフトを選ぶのもいいだろう。
もし気楽に画面録画がしたいなら、有料の録画ソフトを試してみましょう。
以上が今回録画ソフトを選ぶ際のポイントです。次に、おすすめの録画ソフトを紹介します。
Part2.おすすめの画面録画ソフトを紹介
OBS Studio(無料)
OBSはオープンソースのソフトで、画面録画とストリーミング配信ができるのがその特徴です。
機能:画面キャプチャ、ウィンドウキャプチャ、ゲームキャプチャ
特徴:
画面録画とストリーミング配信ができる
複数のシーンを追加可能
画面録画は無料、透かしもありませんし、時間制限もありません
バーチャルキャラクターをキャプチャ可能
対応OS:windows11/10、macOS 10.15 以降、Linux Ubuntu 14.04以降
最大解像度:1920x1080(1080P)
最大FPS:60FPS(変更も可能)
出力形式:MP4、MOV、ts、flv、mkv、m3u8+ts
デメリット:
ソフト自体の設定は複雑
画面キャプチャの際に、範囲を選択して録画するための設定が面倒
OBSでPC画面録画をする方法:
ステップ1.「シーン」を追加したら、「ソース」を追加します。必要に応じて、「ウィンドウキャプチャ」もしくはゲームキャプチャを選択してください。
ステップ2.次に、録画する画面を選択し、OKをクリックします。
ステップ3.「録画開始」をクリックすると、OBSで表示された画面を録画しはじめます。「録画停止」をクリックして、録画を停止できます。
総合評価:OBS Studioは画面録画できますが、そのメインの機能はやはりストリーミング配信です。録画はおまけです。これを使いこなせるには少し手間がかかります。総じて、実況者と配信者におすすめです。配信しながら録画を行い、ライブ終了後その配信動画をYoutubeのアーカイブにアップロードするのが便利です。
iTop Screen Recorder(無料あり)
次におすすめするのが、iTop Screen Recorderという録画ソフトです。
機能 | |
全画面録画、範囲を選択して録画、録画範囲が自由に選択できる、予約録画もできる |
Webカメラの映像単体を録画、WebカメラとPC画面を一緒に録画が可能 |
複数のモニターの画面を録画できる |
音声録音 |
動画圧縮、動画編集 |
ノイズ除去、スクリーンショット機能 |
特徴:
録画モードは用途分けで分かりやすい
ゲーム録画に特化したゲーム録画モード、起動したゲームを自動的に認識可能、CPU使用率が低い
拡張モードで録画が黒い画面のエラーを解決
録画中注釈をつけることができる
対応OS:Windows11/10/8.1/7
画質:最大4096X2140(4K)の画質で録画した動画を出力できる
FPS:最大90FPSで動画を撮影可能(変更可)
出力形式:
7つの動画フォーマット(MP4、AVI、FLV、MKV、MOV、TS、GIF)と5つの音声フォーマット(MP3、AAC、AC3、FLAC、WMAV2)でファイルを出力可能
デメリット
MacOSに対応していない
無料版は10分間の時間制限がある
無料版は透かしが追加される
使い方:
ステップ1.iTop Screen Recorderをダウンロードして、PCで立ち上げください。
ステップ2.画面上の録画領域(フルスクリーン、ウィンドウ、および固定画面領域)を選択します。
必要に応じて、スピーカー、マイク、またはマウスの録音をオン・オフにすることができます。
ステップ3.録画の開始と停止は、ホットキーのF 9を押してください。録画の停止は、 F10を押しと録画を一時停止/再開できる。F11を押すと録画しながらスクリーンショットを撮ることができる。
総合評価: iTop Screen Recorderの機能は用途別で分けているので使いやすいです。PC画面はもちろん、ゲーム録画にも特化した高品質の録画ソフトです。それに、編集機能も搭載し、録画した動画をカットしたり、調整したりできます。
無料お試し版も用意したので、無料版をそのまま使い、お気に入りでしたら有料版にアップグレードしてすべての機能を制限なしで使うこともできます。
Bandicam(無料あり)
BandicamはWindows PCに対応した高画質、高性能の録画ソフトです。
機能 | |
画面録画 | 音声録音 |
静止画キャプチャ | ゲーム録画 |
特徴
HDMIに接続した家庭用ゲームやスマホなどの外部デバイスの画面をキャプチャ可能
FPS:最大480FPS(変更可)
出力形式:
動画形式:MP4、AVI
音声形式:MP3、AAC
デメリット
無料版が録画できるのは10分間のみ
無料版は製品ロゴ(透かし)が追加される
編集機能がない
macOSに対応していない
使い方:
録画ソフトBandicamを立ち上げ、録画領域を選択
スピーカー、マイク、マウスのオプションを設定する
ホットキーの「F12」を押すと録画は開始される
総合評価:
動画や静止画キャプチャーとも対応の録画ソフトです。機能が豊富で使い方もそんなに難しいではありません。ただ、対応する書き出し形式が少ないという不足のところがあります。また、録画した動画を編集することができません。編集機能にも求めている方にはあまりお勧めしません。
ApowerRec(無料あり)
機能 | |
画面録画 |
Webカメラ録画 |
録画した動画をトリミング、透かしを追加 |
注釈追加 |
特徴:
一部のアプリやウィンドウをキャプチャしてアプリのみを録画可能
対応OS:Windows、Mac、iPhone、Android
デメリット:
ゲーム録画モードオプションがありますが、実際にゲームを自動的に認識できない
無料版は1分の動画しか撮れない
使い方:
フルスクリーンもしくは範囲録画をクリックし、画面録画の範囲を選択します。
サンドのアイコンをクリックして、収録する音声を選択します。(カーソルの収録「設定」で変更する必要があります。)
F7を押すと、画面録画を開始・停止されることができます。
総合評価:
ApowerRecは、一部のアプリの画面のみを録画できるのがそ特徴です。無料版は透かしが表示されませんが、1分の動画しか録画できませんので、無料版を使いたい方にとって、少し時間が短いかもしれません。ゲーム録画においては、ゲームに特化していませんので、ゲームを自動的に認識できません。
また、通常のシーンの録画がしたい方におすすめです。
Demo Creator(無料あり)
Demo Creatorは画面録画機能兼動画編集機能の録画ソフトです。
機能 |
|
画面録画 |
Webカメラ録画 |
動画編集 |
注釈追加 |
特徴:
プレゼンテーションモードがあり、プレゼン用の画面や文章を一画面で管理・録画・配信できます。
対応OS:Windows、mac
FPS:最大120FPS
メリット
バーチャルヒューマンのキャプチャ
スタンダードプラン購入の方は豊富のエフェクトを7日間お試し可能
デメリット
無料版に透かしが追加される
無料版の録画の時間制限は15分間
料金プランは少し複雑
設定の変更や録画の設定は複雑
ゲームを手動で追加する必要がある
編集機能を利用するにはWondershare IDが必要
次に、Demo Creatorの使い方を説明します。
まず、Demo Creatorを立ち上げ、ニーズに合わせて録画モードを選択
こちら「PC画面録画」を選択してみます
録画の設定が行ったら、ホットキー「F9」を押すと画面録画を開始できます。
「F10」を押すと、録画を停止できます。
総合評価:
Demo Creatorは録画ソフトではありますが、試してみたら、編集機能がより強めのようです。基本の録画機能はありますが、設定が少し複雑です。特徴として、バーチャルヒューマンのキャプチャやプレゼンテーションモードなどの機能があります。ただ、ゲーム録画に向いてないと思います。
Recexperts(無料あり)
RecexpertsはWindows、Mac対応の画面録画ソフトです。最大120FPSで録画できます。
機能 | |
画面録画 | 音声録音 |
Webカメラ録画 |
ゲーム録画 |
出力形式:
MP4、MOV、FLV、MKV、AVI、GIF
MP3、AAC、OGG、WMA、FLAC
FPS:最大144FPS
メリット:
無料版は透かしがない
音声ファイルを別で保存できる(有料版のみ)
デメリット:
無料版録画時間に制限がないといっていますが、実際に1分間の動画しか撮れません
総合評価:
無料版には透かしがありませんが、1分間のみの録画しか書き出せません。1分間以内の動画を録画したい方におすすめです。
まとめ
以上がおすすめの画面録画ソフトの紹介です。PC用の録画ソフトを探している方なら、ぜひ本記事を読んで参考にしてください。
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